困る事

タクシーでお客さんから聞かれて困る事。それは「××まで何分くらいで行けますか？」と言う質問。
そりゃおおよその距離と、普段の混み具合から、だいたいの時間は判りますよ。

でもね、この場合「１０分くらいですね」と答えて１５分掛かると文句を言われる。道路の混み具合な
んて、行ってみなければ判らないんですよ。さっきまでガラガラだった道路が、工事や事故であっと
言う間に大渋滞なんて事だってあるんですから。

なので答える際は、
「道路の混み具合や信号のタイミングでかなり変わりますけど、１０分から１５分くらいだと思います。」
てな感じで答えます。おまけとして「必ずその時間で行ける訳でもありませんけどね。」と添えたり
しますけど（笑）。

それでもトラブルに発展した人が居るそうです。幸いにも私はそれでトラブルになった事はありませんが。


他にも困るのが、指示された場所へどうやって行けば良いか判らないケース。
仕事で東京に来た地方の人とか、同じく仕事や遊びで来日した外国人。
新人の奥の手『すいません、新人なもので、道を教えて頂けませんか？』攻撃はまったく通用しません。

それでも相手が日本人なら言葉が通じるので、地図を示して「このルートで行きたいと思いますが・・」
と提案すれば、「よっしゃ、それでお願いします」なんて言って貰えたりするのですが、外人だとそれも
通用しません。日本在住の外人なら判って貰えるんですけどねぇ。

なので外人さんが相手の場合は、車を止めてナビを使ったりします。ドライバーが道を知らなくても、
外人さんは降りません（笑）。とにかく連れて行けの一点張り。説明しようにも言葉が通じない。
こうなったらナビしか頼れる物はありませんわｗ

でも、おかげさまで少しずつ道を覚えています。ナビがまともなルートを示しているのか、ヒヤヒヤ
しながら運転するもんで（笑）。

因みに日本人のお客さんの場合、道を知らないと言うと、さっさと降りてしまう人も居ます。
困った事にそれが『乗車拒否』と判定されてしまう事があるらしいので、一応乗せていくための
努力はしますけどね。「地図を見てよろしいですか？」とか「ナビを使って・・」とか。
降りる人は「急いでいるから」とか言って、それでも降りようとします。

あまりにも引き留めると、拉致監禁になってしまうので、適度なところでドアを開け、
「申し訳ありませんでした」と謝って終わり。但しお客さんが乗車した際、すぐにメーターを
入れないとダメだと言われているので、７１０円の自腹になったりしますが。

それを見越して・・・いや、なんでもないです（笑）。